YAPC::Kyoto 2023と同人イベントと蒼い惑星

滅茶苦茶楽しい体験でした。以下、自分の好きなものに引きつけて何かを語りがちです。

参加するまで

物理的なカンファレンスの類にほとんど参加したことのない自分にとって、大きなカンファレンスに参加するということはそれなりに敷居の高いことでした。 話だけ面白く聞いて帰り、あっインターネットでは人々が出合いに盛り上がっておるな……ってなったら悲しいので……。

そんな内なる後藤ひとり*1を制するにあたり、「会社の人たくさんいそうだし」というのは大きな理由の一つ*2でした。

参加してみて

全体の印象として、同人イベントと同じ楽しさがあるなと思いました。自分は同人のオタクなので、イベントの中で何が好きって同人イベントが好きです。 この印象はあくまで印象なので、もう少し自分の中で共通項を括り出してみたい。

  • イベントの営利性が薄い
  • 新たな人・かつてすれ違った人との出会いの場である
  • 自分の興味・関心を深める場である
  • 打ち上げがある

それぞれ、もう少しブレークダウンしてみます。

イベントの営利性が薄い

ここはあくまで「そういうもの」なので、具体的なエピソード、みたいな話にはならないです。また、営利性の有無は優劣と特に関係ないですし、企業が関わっている以上は営利性が一切ないとは言えない*3です。ただ、なんとなくスタッフの方との距離が近い雰囲気はイベントの営利性の薄さと関係があるのかな〜。くらいのふわっとした印象と思ってください。

新たな人との出会いの場である

朝、KRP前で気配を感じ振り返ったら会社の人がいた。そう思って挨拶をしたら完全に違う人で、大変気まずい思いをしました。このままだと面白エピソード以上のものにはならんなと思った私は袖振り合うも多生の縁という言葉を思い出し、名刺交換をしたり多少雑談をしたりすることができました。

あるいは、以前の職場で一緒だったことのある人を見かけることもありました。明らかに雰囲気が似ていて、名札からも同一人物っぽいと判断してお声をかけたところ、やはり本人。お互いの近況を話したりできました*4

こうした偶然性からの出会いはやはりリアルイベントが強いな〜という気持ちがあります。同人イベントでも同窓会状態になったりそれ経由で新しい人と知り合うことが醍醐味の一つだと思っているので、この点も似ていそう。

自分の興味・関心を深める場である

これはイベントの性質上当然、ではあります。話題の多様性・量・質、目移りしてしまうくらいだったので、YouTubeでの配信もあるのがありがたすぎます。リスクや手間を考えると配信しない判断もあったと思うので、それらを踏まえてやってくださったことには感謝しかない。

まとめ

概観してみると、愉快な人々と一緒に偶然性を伴った情報の奔流に身を置けるというのが楽しさだなと感じました。しかも、自分の関心分野真正面ばかりでない。あ、かすってると思ったら自分はこういうのも好きなんだ、という発見があったりするのもよい。やはり同人イベントに引き付けていうと、大規模イベントで自分の関心真正面じゃない島を流している時のような楽しさと言えば伝わるかもしれません。個別具体的なセッションの話題などには触れませんでしたが、後日もしかしたら何か書くかもしれません。

ジャストアイディア

イベント前後に会話した人の一人が、口頭での発表に苦手意識があるのでブログなどでの発表に軸足を置いているという話をされていました。この文脈のリアルイベントだと技術書典がありそうというのを前提として、口頭発表イベントとテキストを発表するイベントをうまく融合できたら楽しそうだな〜と思いました。何も具体的な考えはありませんが……。

最後に

同人イベント的文化によれば、イベントはスタッフ・サークル参加者・一般参加者全ての協力によって成功するもの*5。スタッフの皆さん、発表者や出展者の皆さん、そして参加したすべての皆さん、お疲れ様でした。また次回も集まりましょう。

*1:アニメ化もされた大人気漫画「ぼっち・ざ・ろっく!」の主人公。マイナス思考のループにとらわれてドロドロの液体になったりすることで有名

*2:あと、趣味の関係で京都旅行を無限にしており、京都は何度行ってもいいという思想を心に刻まれているという理由もある

*3:同人イベントだって企業が出展するのは普通。主催している例だってある

*4:休憩時間の都合上少ししか会話できなかったのは残念

*5:一番大変なのがスタッフ、というのは多分同人イベントもこの種のイベントも一緒だと思います。ありがとうございます本当に